目標は「準決勝進出ベスト4」。若返ったスマイルジャパンが世界の強豪に挑む

取材・文/アイスプレスジャパン編集部

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現地4月5日(日本時間4月6日)に開幕するIIHF女子世界選手権トップディビジョン。今回の開催地はアイスホッケー大国・カナダ。近年アメリカとともに女子アイスホッケー人気はうなぎのぼりで会場も多くの観客で埋め尽くされるだろう。
日本もいるAグループ5カ国とBグループ5カ国ともに試合会場はトロント近郊の都市、ブロンプトンにあるCAAセンターで行われる。
Aグループ:カナダ(1)、アメリカ(2)、スイス(4)、チェコ(6)、日本(7)
Bグループ:フィンランド(3)、スウェーデン(8)、ハンガリー(9)、ドイツ(10)、フランス(12)

※( )内は世界ランキング


前回デンマーク大会では最終戦で女子日本代表スマイルジャパンがフィンランドに1(GWS)0で競り勝ち、世界選手権トップディビジョンでの過去最高成績となる5位を獲得。その結果今大会では史上初めてグループリーグを上位5か国によるAグループでスタートできることとなった。

大会開幕を控え、日本時間の4月4日午前に小池詩織キャプテンと飯塚祐司監督が出席しリモート記者会見が行われた。当記事ではその会見内容の模様をお伝えする

若手とベテランのケミストリーに手ごたえ。ジャイアントキリングに期待

飯塚祐司監督:女子アイスホッケー日本代表チームは3月26日に大会地近郊でありますカナダ・トロントのミシサガというところで事前合宿を張っておりまして、大会へ挑んで調整しているところです。

これまで世界選手権・オリンピックと戦ってきて、トーナメントの一つの目標としてベスト4、大会でベスト4を目指すということで準備を進めています。選手たちも順調に調整が進んでいまして、チームも良いムードで大会に入っていけると思います。

小池詩織キャプテン:キャプテンの小池詩織です。前回の世界選手権では5位という結果で終われたんですが、今までずっと追い続けてきたベスト4にあと一歩のところで届かず悔しい思いをしたので、今回もチーム一丸となってベスト4を狙いにいきたい、と思っています。

IPJ:アイスプレスジャパンの関谷です。まず飯塚監督に。今回のチームのコンセプト、どういうチームなのかを教えてください

飯塚監督:今年海外遠征なり国内学習なりで成長してきた選手を集めた中での大会になります。北京オリンピックが終わり、これまで長く日本代表を引っ張ってきた選手たちが引退しまして(前回の)昨年8月デンマークでの世界選手権のときにメンバーが10人以上変わりました。(今大会も)世界選手権は初めてという若手が多いですが、そういったところがベテラン選手たちとの差を埋めて、良い反応をしてくれ向上してくれていると思います。

IPJ:小池キャプテンに伺います。今回は10チーム参加中の上位Aグループからのスタートということで、いきなりアメリカと対戦したりとか、強豪との対戦が続きますが、それに対する気持ちをぜひ教えてください

小池選手:前回の8月の世界選手権のときもアメリカ・カナダ・フィンランド、強豪国とはチーム全員が早く試合がしたいというような楽しみな気持ちで臨んだ大会でした。今回も同じくトップチームとで戦えるということで、みんなでチームミーティングをしていても早くアメリカとカナダとやりたいっていう話も飛び交ってますし、そこは全員楽しみにしています。

IPJ:アメリカ戦へ向けて今の抱負というか、こういうことやってみたい、試してみたいという部分はありますか?

小池選手:前回は、結構点差がついてしまったんですけど、今回はそこの点差を縮めていくっていうところは選手一丸となってチャレンジしていきたいなっていうふうに思っています。

IPJ:今回メンバーが結構変わって若手の選手も入ってきました。キャプテンとしてそのあたり気を配るところ、こういうふうにしていきたいという部分は?

小池選手:そうですね。今回入ってきている若手の選手もすごいパワフルに、元気の良い選手たちばかりなので、そこは私達ベテラン選手も良い刺激をもらいながら。ベテラン選手から若手に、また若手の選手からコミュニケーションを積極的に取っているようなチームの状況です。

Q:今回事前合宿で2試合戦いましたが手応えを教えていただけますか?

飯塚監督:世界選手権に向けて強いチームのカナダ・アメリカを想定するとですね、予選リーグが終わった後に準々決勝が待っているので、そこの4試合の戦い方に向けてちょっと選手たちと照準を合わせるという意味で、そのあたりの選手たちがどれだけできるかというポイントを確認しながらの合宿になったかなと思っています。ちょっと駆け引きも若干ありますが。

小池選手:はい。今回はテストマッチでハンガリーとフランスとで2試合を戦いましたが、今回もどちらも接戦になって、今回世界選手権に臨むにあたって、ゲーム感を掴むというところはできたと思います。

Q:前回の5位を超えるためにチーム作りとして取り組んできた点を教えてください

監督:チーム作りとしては戦術も含め大幅に変えているところは、そんなに大きくはありません。ただ、リンクサイズが今までの選手が戦っている環境とは違う※ところ、初めての選手達にはリンクサイズに対応したホッケーはアドバイスしています。
※)今大会はリンクの横幅が狭いNHL規格のリンクで行われる

メンタル面に関しては、なるべく触れない方が良いのかなと、言ってしまうと逆に選手たちをナーバスにさせてしまうかなと思うので。そこは国内大会でやってる通りに入ってくれれば、と思っていますので。特別声をかけることはないかなと思います。

Q:初参加になります18歳のメンバーたちのこれまでのキャンプの様子や、かける期待などを教えてください

飯塚監督:見ていて感じるのが、ジュニア世代からの海外経験も多いせいか堂々とプレーしているな、と。前回の欧州遠征でも試合していますし、現地に入ってきても世界選手権というこの独特の雰囲気に飲まれることもなくチームに馴染んでいます。そういったところは心配ないと思います。カナダやアメリカなどレベル差のある強豪とのゲームでも堂々とこの調子で戦ってくれればと思います。

IPJ:練習試合2試合が終わって、今のチーム全体のコンディションというか、雰囲気などを教えてください

小池選手:練習試合を終えて1試合目のハンガリー戦は負けてしまったんですけれどもど、フランス戦は勝ち切ったっていうところで、チーム全体を見ても下を向いている選手はいなくて、全員ポジティブな声掛けとか、そういう言葉が飛び交っていてとてもいい雰囲気で良い状態で世界選手権に臨める、と感じています。

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