アイスホッケー業界を変える北海高コンビ!
横浜グリッツ・池田涼希x注目スタートアップ起業家(静岡国スポ主将)・松村夏海が語り合う『マイナースポーツにおけるデュアルキャリア』(前編)

横浜グリッツFW・池田涼希選手(左)とIT企業家で国体静岡県代表でプレーする松村夏海さん(右)がデュアルキャリアを語り合う

取材・構成/アイスプレスジャパン編集部

 
 アジアリーグアイスホッケー2025-26シーズンの開幕まであと少し。今シーズンは9/6(土)の横浜グリッツvs東北フリーブレイズ戦の1カードが他チームに先行して幕を開ける。それだけにホームチームである横浜グリッツにとっても大切な開幕2連戦だ。
 その横浜グリッツで素晴らしい活躍を見せてくれているのが背番号97・池田涼希(いけだ あつき)選手。入団5年目のシーズンとなった昨季も28ポイント(11ゴール、17アシスト)をあげてグリッツの勝利に大いに貢献した。そのスケーティングスピードと強烈なシュート力は見るものを魅了してやまない、横浜のスタープレイヤーだ。
 そして松村夏海さんは、ITスタートアップ企業・(株)Tailor Appのトップとして辣腕を振るうかたわら国スポ選手として静岡県はじめ周辺地域のアイスホッケーを盛り上げようと奮闘している。昨季は静岡県チームのキャプテンを務めた松村さんは今季も国スポ(国体)静岡県代表としてプレーすることを心に決め、仕事の後にトレーニングを続けながら来たる大会に備えている。松村さんはプロとして上を目指す形とはまた違ったアプローチで目標に走り続けるかたわら、競技の普及やファンの掘り起こしといった現在アイスホッケー界に求められている点も念頭に置きながら日々活動を続けている。
 そんな2人は北海道札幌・北海高校のアイスホッケー部でともに将来を夢みて練習に励む仲間でもあった。2025-26シーズン開幕を間近に控え、それぞれの目標、そしてそれぞれの山頂に向けて頑張る2人が「アイスホッケーの現在(いま)」をざっくばらんに話し合った対談の模様をお伝えする。池田選手と松村さん、2人がそれぞれの立場でアイスホッケー界を盛り上げるべく考えていることをアイスホッケーファンのみな様にも共有いただき、ますますの応援を送って頂ければ幸いだ。
 池田選手がデュアルキャリアを掲げる横浜グリッツを選んだ理由、またアイスホッケー選手のキャリアについて2人が今考えていること、などについて話が弾んだ。まずはその内容を前編でお届けする。

北海高校でともに汗を流した2人がとことん語り合った2時間

司会(IPJポタやん):
 今日はクロストークという形で横浜グリッツの池田涼希選手、ITスタートアップ企業家で静岡県国スポチームのキャプテン・松村夏海さんのお2人にお越しいただきました。マイナースポーツでのデュアルキャリア、それからアイスホッケーの現在(いま)がテーマの軸でありますがそれ以外の話もどんどん進めて盛り上げていければと思います。 
 まずは、「デュアルキャリアはマイナースポーツを変えていくのか」あるいは「マイナースポーツ選手にとってのキャリア論」、それからセカンドキャリアとしてでなく”スポーツをしながらどんどんキャリアを深めていこう”、といった点をお2人の経験とお考えを踏まえながらうかがえればと思っています。 では松村さんから池田選手に尋ねるスタイルでぜひお2人のペースで進めていただければと思います。


松村夏海さん(以下、松村と表記):
 高校のアイスホッケー部で出会って、こうやってお互い夢に向かって進んでいる涼希(池田選手)とこういう形で話すことができて、本当に嬉しく思ってます。まず最初の質問だけれども……、アイスホッケーのプロ選手として涼希はなぜ横浜グリッツを選んだか? っていうところと、あとは単純に就職をせず、いわゆる社会人選手の道を選ばず『デュアルキャリア』を選んだかっていうところを聞いてもいい?

池田涼希選手(以下、池田と表記):
 まず横浜グリッツを選んだ理由は当時から日本のスポーツ界全体を見ても先駆的に『デュアルキャリア』を進めていたところと、あとはアイスホッケー界を変える可能性があるチームだと思ったからですね。もちろん大学を卒業するにあたってフルのプロ選手としてやりたい気持ちもあった事は確か。でもその反面、セカンドキャリアがちょっと不安に思うところもあって……、社会人として就職した方が良いのでは? という考えもあったんで、正直本当最後の最後まで悩みましたけど……。そこのいいとこ取りというか、アイスホッケーも続けられるし、社会人としてもキャリアを積めるという点で横浜グリッツを選んだというのがその時の決断でしたね。

池田涼希選手。今季は横浜グリッツ初のプレーオフ進出、そして優勝へ向けて準備万端だ

「誰もやっていないからこそやってみたい!」池田涼希の挑戦が変えてきたもの

松村:
 なるほど。ちなみにどの点で、「何がこのアイスホッケー業界を変える、変えていきたい」って思いましたか?

池田:
 やっぱり今まで他のチームがやってきていないことに新しくチャレンジをしている点に惹かれましたね。めちゃくちゃ単純な言葉だけれども、『誰もやっていないからこそやってみたい!』という気持ち。

松村:
 ちなみに、その他にもいろいろなオファーが来ていたじゃない? 何かどこかに就職をしながら、例えば室蘭スティーラーズのような、ほぼ実業団に近しいチームでやるっていう選択肢はあった、とも思ったんだけれども。そこはなぜ選ばなかったのか、ちょっと聞いてみたいです。

池田:
 うわぁ、それは答え方が難しい(笑)。就職してまあ何というか……レベルの高い社会人チームでやる、という選択肢を選ばなかった理由ということ?

松村:
 そう。そこのところ。

池田:
 やるからにはやっぱりトップリーグでやりたかった。トップでやれないならやらない。もう「0-100」の考えしかなかったなぁ。

松村:
 なるほど。

池田:
 何か遊びとか趣味といっては違うんだけれども……、トップリーグでないところでプレーする事を考えるようなメンタルではなかったですね。

松村:
 まあ確かにその思いは分かる気がする。もうそれこそ明治大のときでも、全日本選手権などでアジアリーグ勢に対して得点を決める、とか通用するプレーをしていたとは僕も思うので。デュアルプロを選んだのはよかったというか、僕も嬉しかった。

池田:
 デュアルキャリアを選んでグリッツでプレーしていこう、と決めた理由のもう1つは、周囲を見てもアイスホッケーが上手いのに、大学卒業を節目に辞めてしまう人が多かったから、というのもある。その流れは変えたかった。後輩たちにそういう思いをして欲しくなかったし、ホッケーを続けたいのに辞めざるを得ない状況にいて欲しくなかったっていうのがあったから。そこは変えたい、何かパイオニアじゃないけれども、自分がモデルとなる選手になれればいいかな、と考えてグリッツ入りを決めたということは間違いなく気持ちの中にあった。
 最近は大学リーグでポイントランキング上位の選手たちがグリッツを選んでくれたり、グリッツに興味を持ってくれたり、それだけでもすごい幸せですね。

松村:
 ちなみにグリッツの関係者から声をかけてもらったときに、それこそ情景というか……「この言葉に惹かれた」みたいなものがあったりする?

池田:
 一番手に最初から声をかけてくれたのはGMの御子柴(高視)さんだったね。で、御子柴さんと明治大の先輩である川村一希さんが声をかけてきてくれて。グリッツは御子柴さんと初めて会った時に、「涼希と一緒にホッケーがしたい」という思いをぶつけてきてくれた、そんな感じだったんですよね。その言葉にすごい惹かれて……、自分はその言葉を待っていたんじゃないのかな、と思えたんだよね。

松村:
 それで決めた! 、みたいな感じ?

池田:
 やっぱり自分を欲してくれる人と一緒にやりたいな、と。求めてくれる人と一緒にやりたいと思ったから。やっぱりその一言が今でもとても鮮明に覚えているというか、グリッツを選ぶ決め手になったな、と今では思いますね。

松村:
 それこそ明治大学の体育会でキャプテンも務めていたところでいくと、いわゆる大企業とか、みんなが憧れる就職先みたいなところを目指してもかなり有利だと思うんだけれども……。今、どちらかというとベンチャー企業を選んだ上でデュアルキャリアでホッケーもトップリーガーとしてプレーしている状況で。今になってみて、行きたかったな、みたい企業とかあったりする?

池田:
 いや、それは無いかな。

松村:
 そこは無いんだね

池田:
 もちろん明治卒だったら大手企業にも勤められていたかもしれない。ただ、思うのは、やはりプロアスリートとしてこうやってトップリーグでプレーをできているという形は、誰もができることではない、ということ。やはり大手企業に勤めるというより、プロとして多くのファンの前でプレーできる今の形の方が自分にとっては幸せなんじゃないかな、ということはいつも感じているところですね。

松村:
 確かにそうだね。僕は静岡から北海高校に行って。僕はディフェンスだったんですけれども、それこそ涼希が高校の時に、僕は自分が限界まで追い込めたというくらいの努力をめちゃめちゃし続けてた。3年生のとき、フォワードとディフェンスを入れ替えて進めた練習で、僕が3年間積み上げたディフェンスよりも、涼希が適当にやったディフェンスが上手かったっていうことも起きていて。まあ、涼希も相当練習していたことは間違いないんだけれども、あれは衝撃でした(笑)。天才とはそもそも素質が違うんだっていう衝撃。

池田:
 そんなこと考えてたんだ。(ちょっと驚く)

松村:
 改めて法政大のアイスホッケー部に進んでからもそこで自分のキャリアについて熟考するきっかけになったというか……そこはあとで話そう(笑)


「やるべきことをさえやり抜ければトップまでいける自信はあった」デュアルキャリアならではの喜びとは?

ファンからの声援に包まれるときが、ホッケープレイヤーとしての幸せを感じる瞬間だ

松村:
 とはいえデュアルキャリアでプロ選手としてスタートする、ということに関して当時は不安というか……、要はアイスホッケー選手としてトップに登れない可能性があるんじゃないか? そんな不安ってなかった?

池田:
 いやそんな不安はぜんぜんに無くて。もちろん高校からU-18日本代表などには選ばれましたが、学校としては強いチームというわけではなかった。でも、カテゴリー別の日本代表に選んでもらえているのは、「やっぱり環境だけじゃない」という思いはあったし、高校生の頃の経験が生きていて「やっぱり環境ではなくて、自分がやるべきことをさえやり抜ければトップまでいける」という自信はあった。まだ全然トップに手が届いたというかそんな結果は残せていないんですけれども、それなりに戦えるようにはなってきている手応えはあるので。
 どちらかというと不安だったのはやはり仕事の方。そっちの不安はありましたけど、ホッケーに対してはネガティブに思うことはそんなになかった。

松村:
 僕もそれこそ未だに週1回で練習をして、筋トレも週1ぐらいでやっていく中で筋トレから身体にきて「これ仕事に結構影響出ちゃうかな」っていうところもあるくらいなんだけれども、それこそデュアルキャリアでやっていくなかで、その点はどうしているのかな? と思う。どういうふうに工夫して、仕事もプレーも両立させているのかという点は聞きたい。ここは努力している、とか、これは逆にしんどすぎてちょっとやばかった、みたいな話も。

池田:
 確かに最初の1年はグリッツもそんなに良い環境ではなかったから……。今みたいに朝に練習ができるわけでもなかった。夜中とか夜10時から12時ぐらいまでの練習もあったし……。家に帰って寝るってなると午前2時ぐらい。

松村:
 そんな時間帯かぁ。それはキツいかも。

池田:
 夜中2時に寝て、朝6時ぐらいに起きて4時間睡眠で上野の会社まで行ってっていうのを繰り返した時にやっぱり、それが一番辛かったね。その時はコロナ対応の真っ最中だったから電車でなく車通勤だったので。車を運転しながら寝そうになったり……それが一番辛かった。
 でも、一番最初に一番辛い経験もしたから、今はすごい幸せっていう感覚もある。だから今は朝に練習して、家でお昼を食べて、休む時間はほぼほぼないんだけれどもそこから会社に向かって。家にいる時に気持ちも切り替えてる。だからもちろん練習のときは仕事のことは考えないし、仕事をしているときはホッケーのことはほぼ考えない。

松村:
 なるほど。

池田:
 気持ちの切り替えっていうのは、すごい自分の中で一番大事にしているポイントだね。それをやらないとホッケー中に仕事のことを考えていたら怪我をする可能性もあるし、チームに迷惑をかける可能性もある。逆もしかりで、仕事中にホッケーのことを考えたら、その仕事のメンバーに迷惑をかけるから、やっぱりそこは本当に気持ちを切り替え、割り切って進めて行くようにしている。一番はそこかな。

松村:
 なるほど。僕は逆に神奈川県リーグの試合が土日にあるときって結構調子がいいんだけど。たとえば今の場合、大体8時ぐらいから仕事をスタートして12時間ちょっとぐらい働いて……だとホッケーのパフォーマンスがめちゃめちゃ落ちる。反対に、それホッケーと仕事が逆のパターンになっても同じことが起きちゃうかな、っていうふうには感じていて。

池田:
 確かに先にそれだけ長く仕事してからの練習だったら、ホッケーのパフォーマンスは僕も落ちるかもしれない。だから、やってみないとわかんないけれども、今考えるだけでもそっちは嫌かもね。嫌な印象しかない。

松村:
 そうなんだよね。だから睡眠方法と休暇の方法をぜひ教えてほしいな(笑)

池田:(笑)

松村さんは今季も国スポ静岡県代表でプレーすることを決めた。起業とアイスホッケーについては次編にてご紹介する

松村:
 デュアルキャリアでポジティブな面とネガティブな面をちょっと聞いてみたい。ポジティブな面でいくとデュアルキャリアをやっていて人より良かったな、と思うところとか、何か自分がここは幸せだな、って思うところを教えてほしいな。

池田:
 やっぱり他チームの選手だと、その団体にしか所属していないよね。もちろん個人スポンサーが付いて、といったこともあるかもしれないけれども。僕は今、グリッツと会社と2つの団体に所属しているから、やっぱり応援してくれる人がめちゃくちゃ多い、というのは幸せな点だね。

松村:
 なるほど、なるほど。さっきも言ってたけど、そこはプロ選手として戦うことを選ばなければ実現しなかった喜びというか……。まさに選手ならではの幸せな感覚なんだね。
 一方でネガティブというかちょっと辛い部分って正直どう? 普通の社会人だと働く時間があって休みなどもあるけれども、僕の場合は起業してからほぼ休みは無かったから、もうなんか20代前半の記憶とか何か思い出みたいなものはほぼ消去されてる状況なの(笑)  

池田:
 うん。

 松村:
 逆に何か涼希の場合も、その仕事が休みのときにもアイスホッケーが入ってきて、仕事も入ってきている状態じゃない? その時に何だろうな……ここが辛かっただとか、デュアルキャリアをやるにあたって、「ここだけは心しておかないとあとで多分辛くなるよ」、みたいなところもちょっと聞きたいなと思いまして。

池田:
 なんだろうね。今の生活には結構もう慣れてきちゃってるから、あんまり辛いって感じることが少なくなってはいるんだけど。よくみんなも口を揃えて言ってるのが、遠征に行くじゃん。日光はまだ近いから良いんだけど、苫小牧、東北、韓国アニャン……。やっぱり試合終わった直後からみんな次の日の仕事のことを結構考えている感じ。

松村:
 まあ、言ってみればそこがネガティブな点かも。あと聞きたいのは我々この年齢なので、第1次結婚ブームが来てるわけですよね。いや第2次ぐらい??(笑)。そうなってくると普通の人よりもやっぱり年休もらえるじゃん。 だけど会う時間も無い。いろいろあるわけでしょ。 そういうところもちょっと聞きたい人が多いかもしれない。

池田:
 いやぁ、本当に遊ぶは時間無いですね……。うーん、出会いも正直そんなに多いわけじゃない。他の競技のスポーツ選手と比べると、絶対に少ないと思う。

松村:
 なるほど。じゃあ、そっちの方もいろいろと時間がないからこそ大変だということですね。そこの障壁もあるみたいですが、そこも含めてお互い頑張ろう(笑)

池田:
 そうだね(笑)。でもデュアルキャリアで横浜グリッツで挑戦を始めて本当にそれは良かったと思う。会社にユニフォームとかグッズを飾ってもらっているんだけれども、仕事をしていても取引先の人から「これ何ですか?」と言われて。「僕は今アイスホッケーのプロ選手としても活動しているんです」よって言ったら、「すごいね」と目を丸くされて。「こんど応援に行きたいですね」みたいなことを言っていただくと本当に嬉しいしありがたいな、と。やはり応援していただけることが結構幸せの源だから。そこはすごいありがたいなと思っていて、日々頑張るパワーをみなさんから送っていただいている感じですね。
<次編へつづく>

 まだまだ北海高校同期生2人の話は弾んでいますが前編はここまで。次編ではデュアルキャリアでプレーすることのリアルを池田選手の言葉で。また、デュアルキャリアでプレーする事が受け入れ企業にとってどんなメリットをもたらすのか? そして横浜グリッツが切り開いた、デュアルキャリアでプレーするスタイルがアイスホッケー界全体にどんな影響を与えたのか? といった話題へと対談は広がっていきます。
 池田選手が話していたように、一時期大学卒の選手がトップリーグでプレーすることを選ばなかった一時期があったのですが、だんだんと大卒の選手がトップリーグにチャレンジするようになってきたのは横浜GRITSができたことで流れが変わったようにも思えます。その辺りも次編ではお2人にトークで掘り下げてもらいました。 ぜひお楽しみに。(ポタ

【池田涼希選手 プロフィール】
池田涼希(いけだ あつき) 1997年7月23日生まれ。フォワード。背番号97。
2020年、横浜GRITS創設と同時に入団しトップリーガーとして活躍を続けている。デュアルキャリアでは畜産物・食品等の輸出入及び販売を手がける商社、アクサトレーディング(株)に勤務。アスリートやトレーニング中の方々に欠かせないタンパク質を美味しく効率的に摂取できる「Food de Muscle Ⓡバニクカレー」の開発に携わるなどビジネスマンとしても活躍している。

【松村夏海さん プロフィール】
松村夏海(まつむら なつみ) 
(株)Tailor App代表取締役社長。1997年生まれのZ世代経営者。静岡県湖西市出身。法政大学(在学中にフォントボン大学に留学)卒。祖父、父と違う事業ではあるものの経営者だったため、自然と経営の道を志していたこともあり、大学の単位を2年生でほぼすべて取り終わり、業務委託先のベンチャーPR会社の紹介でライブコマースシステム会社に入社。ライブコマースのノウハウをひと通り学び、同社が2019年にIT一部上場企業にバイアウトされるタイミングで、2020年に(株)Tailor App設立。著書に「売れるライブコマース入門」

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