男子トップリーグのスゴイ選手は!質問箱にお答えします

いつもアイスプレスジャパンをご覧いただいて、ありがとうございます。編集長ポタやんでございます。
質問いただきました!


こういうのはなんぼあってもいいですからね。(ミルクボーイかいっ)

いよいよアジアリーグアイスホッケーのジャパンカップが開幕しますね。
ギリギリでの回答になってしまい、恐縮ですが、当サイト編集長・ポタやんの注目選手を悩みに悩んで各チーム2名ほどに絞り込みました。

開幕シリーズ クレインズ対グリッツ@釧路


もっともっとたくさんの選手をご紹介したいんですけれども、記事があまりに多くなってしまうのも良くなかろうということでお許しください。


では昨季優勝チームの、北海道レッドイーグルスから

今季も選手層が厚く仕上がりも上々のようで、今季も優勝候補の筆頭だと思っています。
やはり1人目は昨季のMVP。FW19番、中島彰吾選手ですね。彼の変幻自在のゲームメイク、高いラストパスの精度、相手DFの意表をつく動きなどなど氷上のコンダクター(指揮者)ならではのプレーをじっくり堪能ください。日本代表でも要となる選手、惚れ惚れします。


FW97中屋敷侑史選手のプレーにもぜひ注目。ゴール前での相手選手との迫力あるバトルではホッケーの激しさであり面白さの一端を伝えてくれていますし、近年非常にゴールを奪う力も伸ばしてきた感があります。何よりゴールが決まった時の笑顔がいいんですよね。華のある選手です。

イケメン担当はDF6山田虎太朗選手にDF29ハリデー慈英選手、GK35小野田拓人選手、GK69磯部裕次郎選手まだまだいっぱい…と豪華取り揃っておりますので、そちらもお見逃しのないよう(笑) まだまだ紹介したいがとりあえずここまで。

レッドイーグルスに、初戦で激突する東北フリーブレイズ

フリーブレイズは高い結束力を誇り、最後まで全力で戦い抜く姿勢が魅力のチーム。またパワープレーでの攻撃力の高さには目を見張るものがあります。


やはり1番で挙げたいのが、FW91人里茂樹選手。彼のものすごいシュート力は、後で触れる横浜の平野選手と双璧を成すと思います。パワープレーでセットした時のシュートフォームの力強さとそこから放たれるロケットランチャーのようなパックの威力に注目ください。


ディフェンスからはDF26シモン・デニー選手。本当にアイスホッケーという競技の特性をよく理解しているクレバーな選手だと思います。パスの丁寧さ柔らかさ、相手の守備の穴をつくアシストパスの絶妙さは光ります。総合的にも能力の高い選手ですので彼が氷上にいるときはぜひ注目すると良いですよ。


それからフリーブレイズのGK3人(31橋本、34古川、55畑)は、レベル高く争いつつ個性もそれぞれあるので何試合か見ていきながら、違いを探すのも面白いと思います。

さて、開幕週のもう1カードは釧路での開催。

ひがし北海道クレインズはホームで開幕。実力派揃い

ホームのクレインズは、FW92池田一騎キャプテンのプレーをまず見てほしいと思います。昨年からキャプテンを務めているのですが、チームをまとめる重責を担いながらも自身のプレーをどんどん進化させていて、攻撃の総合力では日本有数の力があると思います。特にゴール付近で周囲を生かしながら攻撃を組み立てて行くところは注目したいですね。


FW48上野拓紀選手はとにかく攻めでの動きが個性的。スピードもありますが、明らかにスケーティングフォームというかスタイルが違います。”スルスルくねくねっとゴール前に入り込んでバーン!”、という言葉で表現するようなゴールを生で見られたらトリコになると思います。


クレインズは歴戦のベテランも多く、FW11西脇選手、FW16小原選手、FW53寺尾選手、さらに兄弟である DF74河合龍一選手、FW40河合卓真選手とそれぞれ技術の高い選手が揃ってますので、ぜひ好きなプレイヤーを見つけてくださいね。DF52松金健太選手も玄人受けするディフェンスマン。DF65蓑島圭悟選手も上手いうえに確実にイケメンです。大津兄弟も…ああっ文字数…

今季は(不戦勝を除いた)試合での初勝利を目指す横浜GRITS。

クレインズのホームに乗り込んだ横浜GRITS。
やはり、最初にはFW9平野裕志朗選手を挙げるしかないです。とにかく1対1でのフィジカルの強さ、強烈でありつつ正確さもピカイチのシュート力など、北米のプロリーグECHLシンシナティ・サイクロンズでプレーし、NHLに一番近い日本人選手であることはそのプレーが証明しています。海外挑戦を続けている平野選手ですが、今季序盤はコロナ禍の関係で国内での調整にてスタート、シンシナティに合流でき次第渡米となるので、平野選手を見られるのは今だけですよ〜。リンクへ急げ、です( ^ω^ )

横浜グリッツの選手は急速に力を付けていますが、中でも進境著しい2人に触れておきましょう。1人目はFW84松渕雄太選手。昨季は大卒後1年のブランクがありながら加入し、5ゴールをマーク。スピード、パワーともにアジアリーグのレベルにしっかりとキャッチアップした感があります。もう1人はFW97池田涼希選手。明治大学の頃からトップクラスの力があると言われていましたが、その評判通り、キレのあるスケーティングから昨季は6ゴールをマークしました。とにかくハートが強い選手で、外国人など大きな相手にも怯まず向かっていく姿勢は気持ちが伝わってきて、応援していると熱くなれます。


グリッツはアイスホッケーをプレーしながら仕事も一流で完徹する、というのがコンセプトのチームですが、その意味では大手IT企業のセールスフォースでバリバリ働きながら、ホッケーで結果も出しているFW51濱島尚人選手をはじめすごい人ばかりなので、いつかその方面の切り口から取材させていただきたい選手がゴロゴロしているのも申し添えておきます。


最後に、開幕週はバイウィーク(=試合なし)の栃木日光アイスバックス

1週待ってからのホーム日光・霧降アイスアリーナでのオープニングゲームとなります栃木日光アイスバックスの注目選手も挙げておきましょう。


まず、見ていただきたいのは18番・古橋真来選手。スケートスピード、シュートの技術、そしてパックコントロールとも円熟味を増し、いよいよチームを背負う存在へと成長してきた感があります。彼がパックを持つと何かが起こる予感でホームリンクの雰囲気が一気にテンションUPするので、その辺りの空気感も楽しみながら見て頂けると良いかもしれません。

続いて、敢えてルーキーをあげますが、パスで繋ぐホッケーを主体とするヨーロッパスタイルに取り組んでいるアイスバックスにとって、ぴったりハマる選手としてFW21新井詠才選手、FW 48清水怜選手の加入は大きいと思います。ともにニュートラルゾーンでのパックキープに持ち味を発揮する選手です。すでに2人ともプレシーズンマッチではゴールを決めています。彼らがアジアリーグでもフィジカルで相手に劣ることなく戦えるようになると、パスがスパスパつながるワクワクするような展開の試合が繰り広げられることになるかもしれません。


最後ですが、やはりレジェンドに触れないわけには行きませんね。GKの44番福藤豊選手のプレー、特にポジショニングにぜひ注目してください。派手なセーブで失点を防ぐプレーももちろんとても格好良いのですが、相手の選手が攻めてくる方向に対して常に正対する(=必ず体の正面をパックに向ける)細かい動きを60分間ずっと集中して続けているところ、またリバウンドを極力出さないようにパックをしっかりとコントロールする技術などなど。世界レベルのお手本がここ日本にいるという素晴らしさをぜひ、映像や会場で感じ取っていただければと思います。


ということで、やっぱり長くなってしまいました。ぜひ、ここで名を上げた選手以外にも魅力的な選手が山ほどいますので、ぜひアジアリーグの戦いを楽しんでいただければと思います。またなんでもご質問くださいね。

※「ポタやん〜ちょっとー。なんで俺が入ってないの???」という選手の方々、ぜひicepressjapan@gmail.com までまたはアイスプレスジャパンのツイッターDMでご連絡ください。喜んでインタビューしに行きますので。 ヒョイー ( ^ω^ ) )))))))と行くのでぜひお声がけくださいね。

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