滋賀にトップリーグ参戦を目指すチームが誕生。その名は「滋賀ブルーライズIHC」
木下カンセーアイスアリーナ（大津市）をホームに頂点を目指す
文／アイスプレスジャパン編集部
2024年11月15日、日本のトップリーグへの参戦を目標とした新チーム『滋賀ブルーライズIHC（アイスホッケークラブ）』が設立された。滋賀県でトップリーグ参戦を目標とするチームの設立は同県初の取り組みだ。
またチーム設立と同時にチームのユニフォームとマスコットキャラクターも発表された。
チームマスコットは、「琵琶湖」に古来から守神として伝わる 『水神（龍）』を採用し、「RISE」の意味も合わせ、 琵琶湖から湧き上がる「昇り龍」として、スポーツで地域を元気にできるようにと願いを込めてデザインされたもの。チームマスコットの名称については後日公募を行うとのことだ。
チームは来年2025年に滋賀県で44年ぶりに開催される「第79回国民スポーツ大会」の滋賀県成年チームを母体として強化を進め、2026年度のトップリーグ（アジアリーグアイスホッケー）参戦を計画している。滋賀から全国優勝を目指す国スポチームの「組織と得難い人材」を滋賀国スポ後もレガシー（遺産）として残し『滋賀ブルーライズIHC』としてその後活動の幅を広げ、この地域でのアイスホッケー人気をおおいに盛り上げていく。また選手については、会社員として勤務しつつアイスホッケー選手としての活動を並行する「デュアルキャリア」を軸として獲得を行う予定とのことだ。
『滋賀ブルーライズIHC』のホームリンクは滋賀県大津市にある「木下カンセー アイスアリーナ（滋賀県立アイスアリーナ）」を使用する。2400人収容のリンクで氷質も良いと選手たちからも評判だ。今夏には旧IJリーグの試合が行われたほか、過去には日本リーグ等の開催もなされているリンクだ。
直近で『滋賀ブルーライズIHC』の母体となる滋賀県成年チームを応援できるのは今月末11／30＆12／1（土日）、12／7＆8（土日）で行われる「第79回国民スポーツ大会冬季大会近畿ブロック大会」のトーナメント。滋賀県チームは11／30（土）14：00～（会場13：30）兵庫県代表との対戦となる。会場は木下カンセー アイスアリーナ。入場は無料で、観戦された方には木下カンセー アイスアリーナの滑走券もプレゼントされるとのことだ。
「地域を元気に！」「地元企業を元気に！」「アスリートを元気に！」「子どもたちを元気に！」という”４つの誓い”を掲げて活動する意欲的なチームが滋賀県に設立されたのは今後のアイスホッケー界の発展に向けても非常に明るいニュース。ぜひ滋賀県はじめ近隣のアイスホッケーファンの方々はぜひ応援してほしい。
「スターズ神戸」も先日アジアリーグ参戦を目指すと発表するなど、近畿・西日本でのアイスホッケー界の動きが活発になっており、今後の各チームの動きにはIPJとしても大きな期待を持って注目していく所存だ。
＜以下、「滋賀ブルーライズIHC」のプレスリリースより＞
ー合同会社滋賀ブルーライズ 佐曽谷哉太 代表のコメントー
スポーツを愛し、アイスホッケー競技に携わる一人として、滋賀県でのチーム設立を皆様に発表できたことを大変嬉しく思います。また、今回、「滋賀BLUE RISE IHC」を設立するにあたり、本県の多くの企業様が強力なパートナーとして賛同いただき、誠に光栄に存じます。
さて、私事ですが、木下カンセー アイスアリーナ（滋賀県立アイスアリーナ）で2000年に開催された開館記念事業「日本アイスホッケーリーグ （コクドvs西武鉄道）」には、私の父が選手として出場しており、親子二代で滋賀県にご縁をいただいたことはまさに運命であると感じております。
私は日本のアイスホッケー界に新たな挑戦をするため、滋賀県に参りました。アイスホッケー競技が決して盛んとは言えない西日本で、観客の皆さんの心を熱くする、素晴らしいプレーを届けられるよう、また、日本一を目指す・世界へ挑戦する子どもたちを一人でも多く輩出できるよう、当チームの活動を通じて地域と競技の発展に全力で取り組んで参ります。応援をよろしくお願いいたします。
ー今後の展開についてー
【2024年度】2024年11月30日から始まる 第79回国民スポーツ大会冬季大会近畿ブロック予選会（会場：木下カンセーアイスアリーナ） を突破し、本大会で入賞できるよう、全力で取り組みます。
[試合日程] 近畿ブロック予選会 一回戦 vs兵庫県 11／30（土）14：00試合開始
2025年2月中旬に、県民の皆さんを無料招待し、チームお披露目試合＆国スポ報告会を開催予定です。2025年2月27日から青森県八戸市で開催される全日本アイスホッケー選手権Bへの出場を目指します。
【2025年度】チームとしての体制を確立し、県民の皆さんに向けて、できるだけ多く試合を開催いたします。国民スポーツ大会・全日本選手権など出場できる公式戦に積極的に参戦します。
【2026年度】デュアルキャリア選手を軸とするプロアイスホッケーチームとして、トップリーグ参戦を目指します。
