9/7(土)開幕戦・横浜グリッツ2-0東北フリーブレイズ
開幕戦を白星スタートしたグリッツ選手たちのコメントをお伝え

勝利を決め、完封したGK冨田をねぎらう岩本和真キャプテン

取材/アイスプレスジャパン編集部 写真/今井豊蔵

9/7(土) アジアリーグアイスホッケー2024-25シーズン開幕戦(KOSÉ新横浜スケートセンター)
横浜グリッツ 2-0 東北フリーブレイズ

#13 岩本 和真キャプテン

ーー開幕戦勝利おめでとうございます

 ありがとうございます。勝ったことが素直に嬉しいです。僕らも100%を出せたかっていうとそうではないと思うので、またできていない部分は修正して、もっと良いパフォーマンスを氷上で出していきたい。それは多分選手のみんなが思っていると感じるので、はい、明日もそうできたらと思います。
 ディフェンスもそうですし、フォワードもそうですけれども、やはりこの勝利は自信になりますし、GKの冨田を中心に本当に安定した守りを見せてくれたので、これは本当に続けていきたい部分かなと思います。

ーー今日良かった点は?

 開幕戦って結構慌ててしまったり、ちょっとしたミスが出てしまったりするんですけれども、そういうのが少なかったのもそうですし、岩本裕司ヘッドコーチがやりたいホッケーというのをみんなが遂行できていたというのがすごくチームにとって良かったのかなと思います。あとは今までより体を張っていたのは間違いないなと思います。シュートブロックもそうですし、相手のシュートレーンにきちんとスティックを置いているとか、そういう細かい部分ができていたので、このような結果になったのかなとは思います。
 常に細かいところにこだわっていこう、ということは7月にチームが集合したときから話していたことなので、プレシーズンマッチではまだまだな部分がありましたけれども、ここにきて少しずつみんながそこを理解してやってくれている。自分自身もリーダーとしてそこを徹底して今後もやっていきたいと思っています。

ーー良い滑り出しとなりました

 ありがとうございます。まだまだ長いシーズンなので、簡単に勝ち星を取りこぼさないようにしっかり序盤から飛ばしてきたいと思います。

#14 大澤 勇斗選手

 (デンマークでの最終予選から戻ったばかりで)もちろん時差ぼけ等は多少残りはあるんですけれども、コンディション的にも試合勘の部分ではハードな試合をしてきたおかげか、疲れもあまりなく良いコンディションで試合に入れています。いつもの開幕のときの試合の疲れのような感じです。結構疲れなどはそこまで残りづらいタイプかなと自分では思うし、チームとしても良いケアなどもさせてもらい、良いコンディションで開幕を迎えることできました。

ーーでも、もう戻って仕事もしてるんですよね?

 はい。仕事にも入っています。代表戦に関しては仕事先の仲間から「お疲れ様」と言っていただきましたし、みんなオリンピックには期待してくれていたので「残念だったね」っていう言葉ももらいました。それから、今度このアジアリーグのシーズンがすぐ始まるのもみんな理解してくれていて、会社の方からもみんな「シーズンまた頑張ってね」という言葉をいただきまして。本当にありがたいです。

ーー代表戦でもすごい体を張ったディフェンスを見せました。今日も素晴らしかった

 自分のスタイルといいますか、そういうところを大事にしているので。おかげさまでディフェンスもその体を張って、当たり前のことなんですけれども一生懸命にやるっていう点をすごく大事にしているので、それが今日の試合シャットアウトの価値だと思います。自分自身もすごく個人的に嬉しい。今日は本当にいいゲームだったと思います。

ーーこれでシーズンに弾みがつきますね

 もちろんまだまだ課題は残る試合ではあったんですけれども、こうやって勝ち切れたことはすごい収穫ですし、個人的にも久慈さんが来てくれて、やっぱりファーストゴールを決めるっていうのも良かった。久慈さんが決める予感もしていましたし、やっぱりさすがだな、と。
 ここで気を緩めることなく、まず明日に証明できるように、まずはそこに向かってやっていきたいなと思います。本当に明日が大事。今日はそんなに良いゲームをしたというイメージではないので、まだまだできることはたくさんありましたし、明日は東北フリーブレイズさんも絶対に今日よりももっとギア上げてくると思います。本当に大事な一戦になると思います。

#52(この日は#88で出場) 松金 健太選手

グリッツでの初ゲームとなった松金選手

ーー開幕、完封のDFは見事でした

 まだチームに合流して1週間ちょっとですが、何とかグリッツがやろうとしているホッケーに貢献出来ました。氷上に出ているときはもう常に頭を回転させてグリッツがやりたいホッケーを体現するっていう点を意識してプレーしていました。

ーーオーストラリアから帰ってきて開幕に合わせるのは大変だったのでは?

 このオフシーズンでこれだけアイスホッケーをプレーし、こちらの本シーズンに合流する、という形は初めてでしたけれども、自分でも新しい試みというか、試したかった過ごし方というか、自分自身もどうなるかすごい興味深かったのは確かです。ですけれどもどあんまり苦労はなかったですかね……むしろ試合勘もそのままキープできて、オーストラリアとは時差もなかったので。ただスピードについては、アジアリーグのプレースピードが速いので、それに接するまでは最初の数回は慣れが必要だったかなっていう感じです。

ーー背番号88だったのは?

 単純に52番のユニフォームがまだ届いてないので、今日は88番でした。52番をつけたらもっとモチベーションが上がってくるかも知れません(笑)もちろん今のは冗談ですよ(笑)
 今の横浜グリッツという環境でプレーできることが本当に僕自身感謝でいっぱいですし、本当に幸せなことなので。今日もスタンドにはお客さんがたくさんいらっしゃいましたし、その辺りもちょっと僕としては感慨深かったというか……そこはもちろん背番号は関係なしに本当に今日はプレーしていて楽しかったです。

 グリッツに入団したのはやはり球団からの熱いメッセージが伝わってきたことがあります。僕を必要としてくれたという点が判断のポイントとなりました。今年から岩本(裕司)さんがHCになって、僕が聞いてる限りでも去年とはもうアイスホッケーがガラッと変わった。合流してから練習試合を含めて3試合目でしたけれども、3試合を戦ってまだチームとしての失点は1だけなんですよ。
 もちろんそこはまだまだシーズンが長いですから、そこはコンスタントにプレーできるクオリティだとか選手の力を出し切るといった点ではまだまだ上げていかなければいけない。今日に関してはチャンスもたくさんあったのでそこをちゃんと決め切れるチームにならないと上は目指せないので、今日みたいな内容の試合の中でもっと危なげない盤石な試合の進め方も今後求められると僕は思っています。

ーー蓑島選手とのDFペアは強力でした

 クレインズ時代に一緒にプレーしていましたので、お互いにやりたいことというか、お互いのプレースタイルも理解できていると思うので、それが今日は相手の攻撃をストップを出来る要因だったし、球出しなどの精度にも繋がったのではないかと思います。

笑顔を見せながら引き上げるグリッツの選手たち。9/8(日)の試合はどんなプレーを見せてくれるか?

#43 畑山 隆貴選手

 僕自身は開幕戦に出るのが初めてだったので、やっぱり特別な思いです。(昨季は中央大在学中に制度を利用し途中加入)
気持ちはいつもの試合より入るっていうか、またそれでやはり勝てたっていうところがとても嬉しい。僕自身ホームでの初勝利なんですよ。やっぱりこの一体感がめちゃくちゃ嬉しいっていうか、ファンの皆さんとともに勝てて、とにかく嬉しかったです。

ーー畑山選手自身も良いディフェンスがいっぱいありました

 そうですねやっぱりディフェンス陣で「失点を減らしていこう」という話をして、あとは無駄にリムへとクリアするのでは無く、パックを守ってパスをしっかり出すというプレーを去年より増やしてるので。体を張ったプレーも増えて、それが結果に繋がったのかなとも思います。明日の試合、僕自身も楽しみにしています。

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