苫小牧でジュニア育成を。「ナラサキスタックスカップ」が2年連続で開催

文/アイスプレスジャパン編集部 写真提供/ナラサキスタックスカップ、藤浪幹
氷都・苫小牧から将来のスター選手を。小学生年代に特化した大会、「ナラサキスタックスカップ」が6月27日(土)から開催される。苫小牧のジュニアアイスホッケー年代の育成、選手発掘を目的として昨年創設された大会だが、今季も2年連続の開催となった。
これまで苫小牧での試合&練習拠点として広く利用されている「新ときわスケートセンター」のネーミングライツを同市内で海運・港湾輸送業を営む企業、ナラサキスタックス株式会社が獲得することとなり、大会の開幕に先立って6月6日(土)には、ネーミングライツセレモニーが同アイスアリーナで開催された。
苫小牧市内でのアイスアリーナへのネーミングライツは、nepiaアイスアリーナ、DYNAX沼ノ端アイスアリーナに続き3例目となる。ネーミングライツの契約期間は2031年3月末までの4年10カ月間とのことだ。このネーミングライツの収益を活用して、場内の水銀灯をLED照明に改修。より明るくパックが見やすくなる環境で苫小牧の各チームが練習できるようになる。

セレモニーの後は、女子日本代表=スマイルジャパンのメンバーも参加するジュニア向けのアイスホッケースクールが6月6&7日の2日間にわたって開催された。同スクールでは浮田留衣選手、前田涼風選手、伊藤麻琴選手、三浦芽依選手とスマイルジャパンの主力4選手も特別コーチとして参加し、子どもたちの指導に当たった。子どもたちは憧れのスマイルジャパンのメンバーと対面し最初は緊張した面持ちだったが、指導を受けるごとに動きも良くなり、楽しそうに氷上を駆け巡っていた。

「苫小牧の大会として、10年20年と長く続くように」
6月27日(土)から熱戦が繰り広げられる第2回ナラサキスタックスカップは、苫小牧市内からA~Cの3つのプールに分かれ、合計11チームが参加。リーグ戦形式でそれぞれのプールにおける優勝チームを争う。AB両プールの決勝戦は7月5日(日)の午後に、nepiaアイスアリーナで行われる予定となっている。

育成年代(ジュニアカテゴリー)での試合機会を増やし、より多くの経験を与えよう、というこの大会。大会を企画・主催するナラサキスタックス(株)の藤浪幹さんに話を聞いた。
藤浪さんによると、昨年の開催でも「こういったジュニアの大会が無かったので、試合を終えて子どもたちが喜んで帰っているときの笑顔とか、嬉しそうにプレーしている姿とか、それから負けた後に悔し涙を流している子たちの様子もあって……本当に大会を立ち上げて良かったと思いました」と手応えを感じていたという。
「昨年この大会を新規で立ち上げた時に『子どもたちのためにもぜひ長く続く大会にしよう』と思っていました。苫小牧という街の中でのスポーツ振興もそうですし、苫小牧市のアイスホッケー人口が少しでも増えることに繋がればと思っています」と2年目を迎えたナラサキスタックスカップをもっと定着させようとさまざまな準備を進めてきたという。「やはり“氷都・苫小牧”と言われているところで、ジュニアからその次のカテゴリーでも活躍し、いつかは苫小牧から素晴らしい選手が出て、全国優勝などを手にしてもらいたい、という思いがあります。今後も長く続く大会にしたいし、そうなると思って今年も準備をしてきました(藤浪さん)」
ナラサキスタックスでは、氷都・苫小牧の企業として今後も長く地元でのジュニア年代のアイスホッケーをサポートしていこうという方針を固めているとのことだ。少子化の影響がマスコミ等で叫ばれる中、こういったジュニア年代育成の取り組みがアイスホッケー選手を輩出する苫小牧で継続的に行われることは素晴らしい動きと言えよう。
「大会では、必ず各試合で両チームからゲームベストプレーヤーを選びます。それから、スポンサーのみなさんの協力もいただいて参加選手にドリンクボトルやハンドリング練習用ボールといったグッズ等を景品にし、そしてお菓子の詰め合わせなどちょっとしたお土産を用意することも継続しています。自分が子どもの頃そうだったように、賞をもらうことや、仲間や対戦相手とのちょっとした交流というのは一生の記憶にもなりますから(藤浪さん)」
ぜひ、大会が昨年以上に盛り上がること、そして苫小牧のジュニア選手同士の交流が進むことを期待したい。