【速報版】インターハイは駒大苫小牧が4連覇。3-2で清水に競り勝つ

優勝4連覇の瞬間、最後までゴールを守り切ったGK工藤のもとへ選手が駆け寄った

取材・文/アイスプレスジャパン編集部 写真/編集部

第74回全国高等学校アイスホッケー競技選手権大会
会場:苫小牧市・nepiaアイスアリーナ 観衆:1553人

<決勝戦>
駒大苫小牧 3(0-1、2-0、1-1)2 清水
ゴール:【駒大苫小牧】千﨑、高嶋、碇谷 【清水】一二三x2
GK:【駒大苫小牧】工藤 【清水】梶谷
シュート数:【駒大苫小牧】36(11、14、11) 【清水】(11、14、12)

2-2に追いつかれた直後に駒苫は碇谷隼人のゴールで勝ち越し

 高校年代のシーズンを締めくくる全国大会、インターハイはnepiaアイスアリーナで決勝戦が行われ、4年連続の全国制覇を目指す駒沢大学付属苫小牧高(駒大苫小牧)と初優勝を目指す北海道清水高(清水)が対戦。試合は1点を争う白熱した展開となった。

先制点を決め喜ぶ清水・一二三(左)。この日2得点と清水の攻撃をけん引した

 清水は第1ピリオド9:29に一二三蒼太が単独で持ち込み最後はGKの左肩の上のスペースを打ち抜き先制点。対して駒大苫小牧は第2ピリオド開始直後に反撃。わずか7秒でゴールに迫ると最後は左に流れたパックを千﨑魁星が上手くパックを浮かせてゴールに流し込み同点に追いつく。さらに11:50には高嶋葉多がゴール前での争いを制して左ポスト内側へとパックを押し込んで逆転に成功する。

駒大苫小牧は高嶋のこのゴールで2-1と逆転に成功する

 しかし清水もあきらめず第3ピリオドスタート直後10秒で一二三がまたGKのグラブ下を抜くシュートで2-2の同点に追いつく。ところがそのすぐ後、0:53に駒大苫小牧は攻めの形を作ると最後はDFの位置から碇谷隼人が長いシュートを決めて再び1点をリードする。

GK工藤が最後の砦となって1点差を守り切った

 その後の19分間はお互いにDFとGKの攻守が続く緊迫した展開に。清水は同点に追いつくべく相手ゴールにシュートを集める分厚い攻撃を見せるが、駒大苫小牧のGK工藤授が冷静なゴールテンディングを見せてシュートをことごとくストップ。最後の6人攻撃でも清水はゴールまであと一歩まで迫るも駒大苫小牧はその攻撃をしのぎ切った。

 この優勝で駒大苫小牧は4連覇を達成。試合後はまさに決勝戦にふさわしい素晴らしい戦いを繰り広げた両校の選手に向けて1500人超の観客から大きな拍手が送られた。



 

 

 

 

 

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