2/11(土)13:00~
「第4回DreamMatch」体育会選抜vs同好会選抜オールスター戦開幕!

Dream Matchは今回で4回目。どんな勢いあるプレーが飛び出すか?(写真提供:アイスホッケー興隆プロジェクト)

取材・文/アイスプレスジャパン編集部

「ふだんスポットライトを浴びることの少ないカテゴリーの僕たちですが、プレーする選手にとってこのオールスター戦はある意味“夢のカード”。出場している僕たち自身もいまからワクワクドキドキしています。そういった気持ちも含めて伝わるように。体育会選抜と同好会選抜の試合を見ている人に思いっきり楽しんでいただければと思います」と熱く語ってくれたのはアイスホッケー興隆projectの小林瑠圭選手。

明日2月11日(土)13:00~、東京・西東京市のダイドードリンコアイスアリーナでアイスホッケー興隆project主催による「第4回DreamMatch 大学リーグ2部以下選抜vs大学同好会リーグ選抜 オールスターゲーム」が開催される。入場は無料だ。

この試合は小林選手はじめ有志が集まって実現させたまさに手作りの大会。
昨年はCovid19の感染状況をはじめとする諸事情で開催できなかったものの、ほぼ年1回ペースでオールスター戦は開催されつづけ今回は第4回。アイスホッケーに対する注目度が十数年前に比べてひろがっていない現状のなか、アイスホッケーをより身近に考えてもらえるように学生が集まりやすい場を作る、ということで小林選手がはじめた興隆プロジェクト。そこに有志が集い、大学体育会や同好会の垣根を越えてイベントが立ち上げられた。

明日2/11(土)の第4回Dream Match 大会パンフレットの一部 


試合では大学リーグ選抜が白基調のユニフォームで、同好会リーグ選抜が黒基調のユニフォームで登場。大学リーグ選抜は関東大学リーグ2部以下の選手から主要な選手が参加しているほか、同好会リーグも小中学校からアイスホッケーをプレーしてきた経験者ばかりということで、「オールスターというお祭り試合と銘打ってはいるものの、真剣勝負の非常に面白い試合展開となると思います」(小林選手)と出場する選手自身も楽しみにしている様子がうかがえる。

また、試合自体にも面白味を増す工夫が加えられているのもポイント。2分間の退場ではなくペナルティーのときは常にPSになるというルールのほか、大会パンフレットにはQRコードが印刷されており観客席からファンが「この選手が1番」というメンバーを選んでスマホで投票ができる仕組みだ。ファン投票1位の選手はファンフェイバリット賞として試合後に表彰される。またMVP(最優秀選手)1名、体育会と同好会それぞれから優秀選手として1名ずつが選ばれる。

伝えたいのは「カテゴリーこそ違えど、プレーするときのワクワクは一緒だ」ということ。過去の試合でも熱いバトルが展開された
(写真提供:アイスホッケー興隆プロジェクト)

小林選手によると、このオールスター戦の目的は3つあるとのこと。

1 つは同好会内の交流の少なさや選抜という枠組みがないことへの疑問の解消。2つ目は、同好会や体育会 2 部以下のプレーヤー達が注目を浴びる機会を創出してアイスホッケーのレベルアップにつなげること。3つ目は、プレーするときの心の躍動を多くの人と共有すること。

そんな理念をもって新しい何かを立ち上げようとしている学生たちの思いに共鳴し、アイスプレスジャパンもささやかながら選手たちのこのイベントに対する思いをサポートさせていただくこととなった。今回はこの大会に向けてクラウドファンディングも実施されたが、無事リンク使用料やスタッフの諸経費が充当される金額に達し、MVPはじめ優秀選手への賞品も用意できる運びとなったとのことだ。
小林選手はアイスプレスジャパンの取材に対して「クラウドファンディングに参加してサポートしてくれた皆さんに改めて御礼申し上げます。選手たちもいい試合で恩返しできるように気合が入っています。ぜひ2/11(土)の午後は東伏見のダイドードリンコアイスアリーナで行われる、“僕たちのオールスターゲームDream Match”を思いっきり楽しんでください」と語ってくれた。

カテゴリーこそ違え、アイスホッケーの面白さに取りつかれ、アイスホッケーを愛してやまない大学生たちによる晴れ舞台。ぜひ、ダイドードリンコアイスアリーナで活きの良い選手たちのはじけるプレーに大きな拍手を送る午後を過ごしてみてはいかがだろうか? 

2/11(土)出場予定メンバー表。試合パンフレットから(アイスホッケー興隆プロジェクト提供)

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