文:アイスプレスジャパン編集部 編集長ポタやん

アイスプレスジャパンより<お詫びとご報告>

アジアリーグプレーオフファイナル期間中、レッドイーグルス北海道とHLアニャンのGame1が始まる際に、急遽GKコーチだった荻野さんが登録された件について当時Twitter等での編集長ポタやんの書き込みでファンの皆様を混乱させてしまったことに対して、アイスプレスジャパン(IPJ)として改めてお詫びいたします。

今回の問題は確かにリーグ運営として他競技と比べれば非常に初歩的なミスであり、長年アジアリーグアイスホッケーを見続けている方にとっては「ああ、またか」と思わされる事態であること、IPJとしてもその思いは共有しております。
しかし、今回の件はリーグ内部(リーグ事務局とチーム)では登録作業は【ファンやメディア向けに適切な情報公開がされていないという点を除けば】問題なく行われているとの認識で共通していたことが当日の取材でわかりました。そのためあのような書き込みとなったことをご報告いたします。

今回の件を取材しながら関係者の方のお話を聞いていると、そこまでことさらに事務局のミスをたたくべきことなのかどうなのか、という思いに至った点は否めません。まあアジアリーグの選手登録期限日(今季は12/31だった)を終えて選手リストを出すという作業はことさら難しいことではないのになぜやらないのかい? という疑問は呈しておきたいですがその点はアジアリーグ事務局にメールで要望と改善案はお伝えいたしました。

規定がないため責任を問うことができない状況。⇒改善は提案しています


そういう基本的考えから、IPJのTwitterでは「登録には問題がなく、アジアリーグや各チームのサイトに登録選手をすべて掲載しなければならない、という明文化された規定もないのでこの件についてはどのチーム、またリーグも責を負うような話ではありません」と記述いたしました。この文章ががわかりづらくまたタイミング的にもよろしくなかったことで、「IPJがそういった事態を容認しているのでは」、また「IPJがそういうことを決めるのはおかしい」、というご意見もいただきました。これについては当方の書き方が適切でなかったことを改めてお詫び申し上げます。ただ、“起こった現象に対してそれに対する罰則等が明文化されていない以上何も問えない”、という意味での書き込みであったことは付記させていただきます。またIPJとしてはファンやメディアの目線から改善提案などは関係各所に意見としてお伝えしていますが、そういったこと決定できる権限はありません。

「上記の【】部分はファン軽視でしょう、これは大問題では?」 と声をあげたい方のご意見はもちろんおおいに尊重したいと考えております。弊メディアの記者のなかにも編集長と考えを異にするスタッフもおります。
ただ、IPJ編集長としてはアイスホッケーを盛り上げるためのメディアとしての立場から、現場で人的リソースの少ない中奔走する事務局の方々の状況を見るにつけ、けしからんと声を上げるよりも、改善点を指摘し「こういう方法があるのでは」といったことを提案していきながらより良いリーグ運営ができるように支えていく立場を取った方が建設的ではないかという考え方がベースにあることはお伝えしたいし、ご理解をいただければ嬉しい限りです。そこのバランスについては編集部内でも議論を進めています。

引き続き弊誌への叱咤・激励・ご意見・称賛、何でもお寄せください

アジアリーグのファイナルGame3のあとここまで発言を控えていたのは、戦っている両チームの選手のためにもファイナルの試合に集中していただきたく、シリーズ開催中にこの件に触れるのをあえて抑えていた側面がございます。
この点でIPJに対する苦言もTwitterやお問い合わせフォームからなどでいただきました。その内容には非常に勉強になったことも多く、読者の皆様に改めて深く感謝を申し上げます。

IPJとしても至らない点が多々あることは分かっており、できることから改善に努めていきたいと思っておりますし、今後もファン目線での情報提供を心掛けてまいりたいと思っております。
ぜひこれからもwww.icepress.mediaの記事を読んでいただきながら、またアイスホッケーを応援していただき楽しんでもらえれば幸甚です。

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